企業概要   書籍案内   リンク   月刊 HACCP   月刊 養豚情報   鶏卵肉情報

2006年養豚塾第1回 講座
答えは 現場にある。今日本の養豚で、一番求められている

「失敗の研究」

 新しい時代の養豚を牽引する勢いだった韓国の養豚産業は、特にそのシステム化という面で発展してきました。かつて日本に研修に来ていた韓国養豚の指導者達が打ち出す企画、技術、そしてそのバイタリティーを前に日本の養豚は、追い越されている。そんな思いもありました。国レベルで、1母豚20頭出荷が目前という2000年から、毎年出荷頭数は、1頭ずつ低下し、昨年の2005年では、国全体で15頭、さらに今年は、13〜14頭という予想をはるかに超えた成績の悪化がみられます。一方、繁殖成績では、年間22頭の離乳成績は、維持されているようです。何が起こり、それをどう解消しようとしているのか、たびたび来日し日本でもお馴染みの韓国養豚コンサルタント、安基洪(アン・キーホン)氏に話してもらいます。
 また、養豚密集地帯の南九州で、高い事故率をかかえながら、それを現場の力で静めていった、鹿児島県鹿屋市の木下養豚有限会社(母豚600頭、三味豚を生産)社長の木下操氏に話してもらいます。木下氏は、今でも現場に立ち、繁殖は後継者にまかしていますが、離乳子豚、肥育豚の生産では、素晴らしい実績を上げられています。
 今回は、「失敗しつづけてきた経験をこれからの人達に語り継ぐなら」ということで、特別に、話してもらうことになりました。
 養豚塾塾頭の山下からは、疾病コントロールに失敗し、力を失ったイギリスの養豚を中心にしながらも、ドイツ、オランダなどで、なぜ、養豚が一定の成績を保つことが出来ているかを、現場報告の形で、行います。
 同時に、抗病力のある強い豚を育てるという意味で、育種改良の話を、現場に即し、話していきたいと思います。今必要なのは、成功体験よりも、失敗の経験です。これを、検証する中で、力をつけ、現状よりも1歩でも前に、進んでいきましょう。 養豚塾は、全ての人に開かれています。

 ご存じのように、昨年6月、「養豚情報」でお馴染みの(株)鶏卵肉情報センターの御協力を得て、養豚塾の山下・翻訳+解説コメント、島根種豚センターの加地場長監修によるイギリス ビショップバートン大学の養豚マニュアル「プロフェッショナル ストックマン」シリーズ゙第一弾「飼養管理の基礎編」が発行され、残部があとわずかになっていますが、これに続き、プロフェッショナルストックマンシリーズの第2弾として「養豚と飼料〜栄養学概論編」を今年11月に、同第3弾として「行動学編」を12月に発刊します。
 「飼養管理の基礎編」は今回の講座の会場で販売が予定されています。

開催日時:11月24日(金)、25日(土)
会場:目白カルチャービル
東京都豊島区目白2−2−1 TEL03-3981-5255
JR目白駅より明治通リ、千登世橋方面へ徒歩約6分
都バス・西武バス乗車の場合 ・目白通り「目白警察署前」・明治通り「千登世橋」
参加費用: お一人様 30,000円 (1日のみは、17,000円)
定員:70名様(先着順)
主催:養豚塾
協賛:月刊養豚情報


プログラム

11月24日(金曜日)

AM 10時ヨーロッパ養豚の弱みと強み
養豚塾  山下 哲生
PM 13時豚と伴に歩んできた道の「失敗」を語る
鹿屋市 木下養豚 社長 南九州養豚会会長 木下操
PM 15時30分豚を「育てる」病気に強い豚の育て方 育種
養豚塾 黒豚振興エージェンシー 代表 山下 哲生
 養豚塾恒例の豚を食べながらの交流会(高田馬場「とんちゃん」にて)
 *夕方交流会  銘柄豚、ブリティシュバークシャー(BB)など、食べて盛り上がりましょう。
 ただし、金曜、土曜の2部制になるかもしれません。

11月25日(土曜日)

AM 10時「なぜ、韓国養豚産業は、失敗し苦戦しているのか?」
事例研究と対策
韓国養豚コンサルタント  安基洪
PM 14時ワークショップ 協同研修
あなた方の、農場では、どうするのか?


目白カルチャービルへのアクセス

    ●JR目白駅より明治通リ、千登世橋方面へ徒歩約6分
    ●都バス・西武バス乗車の場合 ・目白通り「目白警察署前」・明治通り「千登世橋」


終了しました